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2003年度は以下の研究テーマに取り組んできました。詳細な内容は「研究内容」のページを参照してください。

本研究グループでは以下の研究課題を設定し、それぞれの研究課題ごとに研究を進めてきました。

適応型QoSアーキテクチャに関する研究

マルチメディアコンテンツの配信、コンピュータ会議システムやインターネット電話など実時間アプリケーションがすでにインターネットで利用されているが、その品質が問題になっている。ユーザに対する通信品質保証を実現するためには、単にネットワークやエンドシステムを別個に考えるのではなく、それらを統合したQoSアーキテクチャが必要となる。本研究テーマでは、そのような考え方に基づきつつ、マルチメディアネットワークにおける通信品質保証の実現方法に関してさまざまな角度から検討を加え、QoSアーキテクチャのあるべき姿を探っている。

高速トランスポートアーキテクチャに関する研究

エンドホスト間でデータ系トラヒックを高速に、かつ効率よく転送するための中心技術がトランスポートプロトコルである。特に、近年のネットワークの高速化に伴い、エンドホストにおけるプロトコル処理によるボトルネックも重要な問題となってきている。さらに、ネットワークが拡がりをみせるにつれ、サービスの公平性も重要な課題となってきている。これらの問題は、高速ネットワークにおける輻輳制御と密接な関連を持ち、高速かつ公平なサービスは、単にネットワークの輻輳制御だけでなく、エンドホストの処理能力向上も考慮しつつ、統合化アーキテクチャを構築することによってはじめて実現される。本研究テーマでは、それらの点を考慮した研究に取り組んでいる。

次世代ルーティングアーキテクチャ

IPv6 ネットワークにおけるルーティング機構のひとつであるエニーキャスト通信実現のためのプロトコル設計と実装を、NEC との共同研究により行っている。

ネットワークにおけるフィードバックメカニズムの解明に関する研究

ネットワークの高速化、効率化の中心技術となるのが輻輳制御である。旧来の電話交換網における輻輳制御では、アーラン呼損式を核とするトラヒック理論がその理論的な支柱となってきた。一方、インターネットに代表されるコンピュータネットワークにおいては、待ち行列理論が古くから輻輳制御設計を解決するものとされてきた。しかしながら、インターネットにおいては、エンド間トランスポート層プロトコルであるTCPがネットワークの輻輳制御の役割も担っている。TCPは基本的にフィードバックメカニズムに基づくものであり、従来の待ち行列理論に代表されるマルコフ理論が意味をなさないのは自明である。本研究テーマでは、そのような考え方に基づき、ネットワークの輻輳制御の解明を目指した研究を進めている。

モバイルインターネットアーキテクチャに関する研究

事前の配線を必要とせず,必要に応じて,適宜,柔軟にネットワークを構築することのできる無線通信技術は,デバイスの小型化および省電力化,高機能な携帯電話の普及,無線ホットスポットの広がり,ユビキタスコンピューティングに対する期待の高まりなどを背景に,企業や研究者の注目を集め,急速に発展している.現状では,いわゆるアドホックな,その場限りであれ,接続性を確保することが最重要であり,続いて,信頼性の高い高品質な接続の確立および維持,さらに無線通信上でのQoS保証,制御を目指した取り組みがなされている.本研究テーマでは,その先の段階として,モバイルホストやセンサ端末など個々の機器の自律的な,完全分散型の制御による,拡張性,耐障害性,適応性,柔軟性を有するアーキテクチャの確立を目指す.

モバイルアドホックネットワークアーキテクチャに関する研究

近年の無線技術に伴って、無線ネットワークをラストホップに使用して、無線/有線ネットワークをシームレスに統合するアーキテクチャが必要となっている。本研究テーマでは、無線/有線をいかに融合してシームレスな通信を実現するかを主眼に研究を進めている。そのため、無線/有線ネットワークのQoSを統合的に扱えるアーキテクチャ、制御信号の性能モデルと網構成技術の確立、トランスポート層レベルでの無線/有線統合などに取り組んでいる。

フォトニックネットワークアーキテクチャに関する研究

情報のマルチメディア化,エンドユーザの増加に伴って,ネットワークが処理すべき通信量は急速に増加している.光伝送技術の発展には目ざましいものがあり, 1.55μm波長帯における波長分割多重(WDM; Wavelength Division Multiplexing)技術によって今後も通信量の増加に対応できる.本研究テーマでは、最終的に、ユーザに対するライトパスをいかに提供するかを主眼に、ライトパスネットワークアーキテクチャの姿をさまざまな見地から検討している。特に、コネクション接続制御(経路制御、波長割当制御)は高性能ライトパスネットワークの中心技術になると考えられ、それらの点に着目した研究を行っている。さらに短期的な解としては、ライトパスに既存の通信方式を収容するパスネットワークも有望と考えられ、そのようなネットワークの実現方法に関する検討も行っている。

λコンピューティング環境における分散計算のためのメモリアクセス手法に関する研究

次世代光ネットワークアーキテクチャとして提案しているPhotonicGrid構築のために、λコンピューティング環境における分散計算のためのメモリアクセス手法に関する研究を行った。

ネットワークのモデル化と制御への適用手法に関する研究

近年インターネット・ユーザー数の急伸やマルチメディア化の進展によリ、インターネットプロバイダーはインフラ整備の対応に追われている。品質の高いネットワークシステムを構築するためには、ネットワーク特性やWebサーバ特性を十分に把握した上で、それらをバランス良く配備し、ボトルネックを解消することが不可欠になる。そのためには、WWWトラヒックの分析とネットワーク容量設計への適用がまず、重要となる。また、トラヒック特性を十分把握した上で、 Webサーバの性能特性を把握するためのモデル化を行い、性能特性を調べることが必要になる。本研究テーマでは、ユーザに対して高品質なWebシステムを構築するためのモデル化手法やシステム設計手法に取り組んでいる。

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Copyright (C) 2003 大阪大学サイバーメディアセンター/大学院情報科学研究科 先進ネットワークアーキテクチャ研究グループ
最終更新日 : 2003/03/17